信州大学医学部附属病院 病院機能指標 2022年度

地域・社会貢献関連指標

関連項目 58、59、60、61、62

指標の解説

項目58
救命救急患者数
生命に危険をもたらす重篤な状態にあって高度な医療を必要としている状態の救命救急患者の受け入れ数
項目59
二次医療圏外からの外来患者の割合
遠方(二次医療圏外)からやってきた外来患者の割合
項目60
公開講座等(セミナー)の主催数
【2020年度から新定義】自院が企画・主催した市民向け及び医療従事者向けの講演会、セミナーなどの開催数
項目61
地域への医師派遣数
自院の医師を地域の医療のために、常勤医として派遣している人数
項目62
地域医療行政への関与件数
大学病院から各地域の行政機関の委員会・協議会等へ参画している件数

当院の実績と全国平均値との比較

取組みが成果に現れてきています
動向を観察中
改善を検討中
自院過去5年間のデータに対する自院による評価
指標 項目 掲載値 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 評価
救命救急患者数 58 当院 1,534 1,433 1,425 1,559 1,794
平均値b 1,820.5 1,847.1 1,875 2,116.1 -
二次医療圏外からの外来患者の割合 59 当院 27.4 27.3 27.6 27.4 28.1
平均値a 39.1 38.4 38.2 38.3 -
公開講座等(セミナー)の主催数 60 当院 24 23 7 9 15
平均値a 64.7 61.1 36.2 43.4 -
地域への医師派遣数 61 当院 597 782 683 734 659
平均値b 912.9 927.9 1,027.5 1,064.6 -
地域医療行政への関与件数 62 当院 8 49 159 96 81
平均値b 39.5 39.9 41.6 39.3 -
a:国立大学病院(本院)および歯学部附属病院b:国立大学病院(本院)(42大学)

当院の自己評価

項目58
救命救急患者数
取組みが成果に現れてきています
生命に危険をもたらす重篤な状態にあって高度な医療を必要としている状態の救命救急患者の受け入れ数
救命救急患者数
↑ 高いほど良い

救命救急患者数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

高度救命救急センターを中心として、病院内全診療科が重症救急患者に対応しています。2011年度からはドクターヘリ運航を開始し、広大な県土を持つ長野県全域から重症救急患者を受け入れています。2022年度はここ5年間では際だって大きな値となっています。当院は特に他施設では治療困難な重症患者の比率が高いことが特徴です。厚労省による全国救命救急センターの充実段階評価において、2020年度実績はSランクの評価を得ました。今後も信大病院は救急医療の「最後の砦」の役割を果たしていきたいと考えています。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、救命救急患者の受け入れ数です。ここでの「救命救急患者」とは医科診療報酬点数表における、「A205 救急医療管理加算」または「A300 救命救急入院料」、「A301 特定集中治療室管理料」、「A301-2 ハイケアユニット入院医療管理料」、「A301-3 脳卒中ケアユニット入院医療管理料」、「A301-4 小児特定集中治療室管理料」、「A302 新生児特定集中治療室管理料」、「A303 総合周産期特定集中治療室管理料」を入院初日に算定した患者を対象にしており、救命救急センターを持たない施設も評価対象に含めることのできる指標としています。救急外来で死亡した患者も含みます。
単位
項目59
二次医療圏外からの外来患者の割合
動向を観察中
遠方(二次医療圏外)からやってきた外来患者の割合
二次医療圏外からの外来患者の割合
↑ 高いほど良い

二次医療圏外からの外来患者の割合グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

松本医療圏(松本市、安曇野市、塩尻市、東筑摩郡)以外から受診される延べ外来患者の割合となります。2022年度は前年から若干の増加がありました。
項目の定義・算出方法
各年度1年間の自施設の当該二次医療圏外に居住する外来患者の延べ数を、外来患者の延べ数で除した割合(%)です。二次医療圏とは、医療法第三〇条の四第二項により規定された区域を指します。
「外来患者」数は延べ数としますが、その定義は、初再診料を算定した患者に加え、併科受診の場合で初再診料が算定できない場合も含みます。入院中の他科外来受診は除きます。検査・画像診断目的の受診は、同日に再診料を算定しない場合に限り1人とします。住所の不明な患者は、二次医療圏内とします。
単位
項目60
公開講座等(セミナー)の主催数
動向を観察中
【2020年度から新定義】自院が企画・主催した市民向け及び医療従事者向けの講演会、セミナーなどの開催数
公開講座等(セミナー)の主催数
↑ 高いほど良い

公開講座等(セミナー)の主催数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

自院が主催した市民向け及び医療者向けの講演会,セミナー等の開催数は、2020年度以降、新型コロナウイルス感染症の影響により開催数が減っておりますが、感染防御に対する取り組みが進み受入数が回復しております。
項目の定義・算出方法
各年度1年間に自院が主催した市民向け及び医療従事者向けの講演会、セミナーなどの開催数です。学習目的及び啓発目的に限り、七夕の夕べ、写真展などの交流目的のものは含みません。また、主として院内の医療従事者向け、入院患者向けのものも含みません。他の主催者によるセミナーなどへの講師参加は含みません。医療従事者向けのブラッシュアップ講座など、病院主催として、病院で把握できるものは含みます。e-learningでの開催も含みます。
単位
項目61
地域への医師派遣数
動向を観察中
自院の医師を地域の医療のために、常勤医として派遣している人数
地域への医師派遣数
↑ 高いほど良い

地域への医師派遣数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

ここ5年間では、年平均約691名の医師を常勤医として地域の医療機関・病院に派遣しています。国立大学病院の平均と比較すると少ないですが、信大病院は今後も地域への医師派遣を継続し、長野県の地域医療を守るために全力を尽くしてまいります。
項目の定義・算出方法
各年6月1日時点での、地域の医療を安定的に維持することを目的に、常勤医として、自院の外へ派遣している医師数です。自院の分院への派遣は含みません。同門会などからの派遣についても含めて計上します。
単位
項目62
地域医療行政への関与件数
動向を観察中
大学病院から各地域の行政機関の委員会・協議会等へ参画している件数
地域医療行政への関与件数
↑ 高いほど良い

地域医療行政への関与件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

2022年度は病院の教職員を81件、地域の行政機関の委員会・協議会等へ派遣しております。
国立大学附属病院の平均を上回る件数となっております。信大病院は今後も地域行政に関して医療の専門家を派遣し、長野県の地域医療を守るために全力を尽くしてまいります。
項目の定義・算出方法
各年度1年間の、大学病院から各地域の行政機関の委員会・協議会等へ参画している件数です。
単位
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