信州大学医学部附属病院 病院機能指標 2022年度

基本指標

関連項目 20、26、27、29、30

指標の解説

項目20
外来で化学療法を行った延べ患者数
日常生活を送りながら外来でがんの化学療法を行っている患者数
項目26
新規外来患者数
新規外来の患者数
項目27
初回入院患者数
過去1年間に入院履歴のない患者の数
入退院を繰り返すことが多い疾患(化学療法など)の患者数を数えず、より多くの患者に新たに入院医療を提供していることを示す
項目29
在院日数の指標
重症度を加味して評価した在院日数の指標。 1が全国平均で、1より大きくなるほど、短い在院日数であることを表している
項目30
患者構成の指標
在院日数の長い複雑な疾患の患者をどの程度診療しているのか表した指標。1が全国平均で、1より大きくなるほど、難しい患者を多く診療している

当院の実績と全国平均値との比較

取組みが成果に現れてきています
動向を観察中
改善を検討中
自院過去5年間のデータに対する自院による評価
指標 項目 掲載値 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 評価
外来で化学療法を行った延べ患者数 20 当院 6,244 6,365 6,296 6,825 8,116
平均値b 7,451.6 8,040.3 8,342.7 8,517.3 8,981.6
新規外来患者数 26 当院 13,336 15,553 12,656 13,723 13,947
平均値b 14,305 14,516.5 12,759.5 14,005.4 15,218.9
初回入院患者数 27 当院 8,517 8,402 8,375 8,730 8,380
平均値b 9,747.5 10,062.8 9,236.8 9,479.5 10,001.7
在院日数の指標 29 当院 1.07 1.04 1.05 1.1 1.1
平均値b 1.03 1.04 1.04 1.05 1.05
患者構成の指標 30 当院 1.02 1.03 0.99 0.99 0.96
平均値b 1.05 1.04 1.02 1.01 1
b:国立大学病院(本院)(42大学)

当院の自己評価

項目20
外来で化学療法を行った延べ患者数
動向を観察中
日常生活を送りながら外来でがんの化学療法を行っている患者数
外来で化学療法を行った延べ患者数
↑ 高いほど良い

外来で化学療法を行った延べ患者数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

2022年度の外来化学療法数増加の主たる要因は、免疫チェックポイント阻害薬単剤療法の適応拡大と考えられます。そのため、この外来化学療法数の増加は、当院だけではなく、全国的に認められると予想されます。信州がんセンター外来化学療法室としては、増加している外来化学療法のニーズに不足なく応え、さらに件数を増やしていくため、さらなる外来科学療法室運用の効率化・快適化に努めてまいります。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、医科診療報酬点数表における、「B001-2-12 外来腫瘍化学療法診療料」、「第6部注射通則6外来化学療法加算」の算定件数です。
単位
項目26
新規外来患者数
動向を観察中
新規外来の患者数
新規外来患者数
↑ 高いほど良い

新規外来患者数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

新型コロナウイルス感染症の影響により、新規外来患者数が減少していいますが,回復傾向が認められます。大学病院(特定機能病院)としての役割・機能を明確にし、地域医療連携(他の医療機関との患者の相互紹介)を引き続き進めていきます。
項目の定義・算出方法
対象年度1年間に新規に患者番号を取得し、かつ診療録を作成した患者数です。診療科単位ではなく病院全体で新規に患者番号を取得した患者が該当します。最後の来院日から5年以上経過後に来院した患者は過去の患者番号を使用しても新規とします。外来を経由しない入院も含みます。
単位
項目27
初回入院患者数
動向を観察中
過去1年間に入院履歴のない患者の数
入退院を繰り返すことが多い疾患(化学療法など)の患者数を数えず、より多くの患者に新たに入院医療を提供していることを示す
初回入院患者数
↑ 高いほど良い

初回入院患者数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

2019年度から新型コロナウィルスの影響を受けていましたが、2021年度は在院日数の短縮と効率的なベッドコントロールに努め、より多くの患者さんを受け入れました。2022年度は新型コロナウィルスの影響で減少しておりますが、行政や他の医療機関と協力して、長野県の医療ニーズを的確にとらえ、患者さんが真に必要とする医療を提供できるよう、大学病院(特定機能病院)としての役割に務めていきます。
項目の定義・算出方法
対象年度1年間の入院患者のうち、入院日から過去1年間に自院での入院履歴が無い入院患者数です。(例:2020年9月1日に入院した症例の場合、2019年9月1日~2020年8月31日までの間に自院入院が無い場合を過去一年間「入院無し」と判断します)。診療科単位ではなく、病院全体として入院履歴の無い場合が該当します。保険診療、公費、労災、自動車賠償責任保険に限定し、人間ドック目的の入院は除きます。
単位
項目29
在院日数の指標
動向を観察中
重症度を加味して評価した在院日数の指標。 1が全国平均で、1より大きくなるほど、短い在院日数であることを表している
在院日数の指標

在院日数の指標グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

本院は特定機能病院であるため、他院では治療が難しい重症患者も多く受け入れていますが、一方で平均在院日数の短縮に努めており,これからも努力してまいります。
項目の定義・算出方法
厚生労働省のDPC評価分科会より公開された各年度のデータから値を取得しています。
各年度の数値は、各年度全調査対象医療機関の全体の在院日数の平均値を、全国の疾患構成に補正した医療機関別の在院日数で除した値となります。
単位
項目30
患者構成の指標
動向を観察中
在院日数の長い複雑な疾患の患者をどの程度診療しているのか表した指標。1が全国平均で、1より大きくなるほど、難しい患者を多く診療している
患者構成の指標

患者構成の指標グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

平均在院日数が長い患者が必ずしも複雑な患者というわけではなく、在院日数が短くても合併症を持った患者や難病患者などの複雑な疾患を持った患者の診療を行っている場合があります。
項目の定義・算出方法
厚生労働省のDPC評価分科会より公開された各年度のデータから値を取得しています。
各年度の数値は、医療機関別在院日数(DPC毎の在院日数を全国平均に合わせた値)を、各年度全調査対象医療機関の全体の在院日数の平均値で除した値となります。
単位
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