信州大学医学部附属病院 病院機能指標 2022年度

高度な技術関連指標

関連項目 1、14、21、31、32

指標の解説

項目1
先進医療診療実施数
公的保険との併用が認められている先進医療の実施件数
項目14
直線加速器による定位放射線治療患者数
凹凸のあるがんの形状に合わせて放射線照射を行う高度な放射線治療を実施した件数
項目21
無菌製剤処理料算定件数
適切な無菌管理による製剤処理をおこなった件数
項目31
指定難病患者数
特殊な専門性が必要な難治性疾患の患者数
項目32
超重症児の手術件数
食事摂取機能の低下や栄養吸収不良などの消化器症状、呼吸機能の低下のために濃密な治療を必要とする小児の手術件数

当院の実績と全国平均値との比較

取組みが成果に現れてきています
動向を観察中
改善を検討中
自院過去5年間のデータに対する自院による評価
指標 項目 掲載値 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 評価
先進医療診療実施数 1 当院 1 0 1 2 165
平均値a 37.1 43.5 32 40.8 55.7
直線加速器による定位放射線治療患者数 14 当院 16 11 10 9 7
平均値b 29.2 31.3 30.9 31.5 31.1
無菌製剤処理料算定件数 21 当院 13,645 12,772 13,212 13,707 15,020
平均値b 13,888.4 14,539.1 14,681.7 15,033 15,651.1
指定難病患者数 31 当院 2,433 2,502 2,484 2,695 2,766
平均値b 2,892.2 2,980 3,071.2 3,308.1 3,354
超重症児の手術件数 32 当院 0 0 0 0 0
平均値b 5.1 6.1 6.7 7.2 4.5
a:国立大学病院(本院)および歯学部附属病院b:国立大学病院(本院)(42大学)

当院の自己評価

項目1
先進医療診療実施数
取組みが成果に現れてきています
公的保険との併用が認められている先進医療の実施件数
先進医療診療実施数
↑ 高いほど良い

先進医療診療実施数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

不妊治療に係る先進医療A(タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養、子宮内膜受容能検査1、子宮内細菌叢検査1)の実施医療機関として、当院の産婦人科(生殖医療センター)にて患者を受け入れています。
項目の定義・算出方法
1年間の先進医療診療の実施数です。
単位
項目14
直線加速器による定位放射線治療患者数
改善を検討中
凹凸のあるがんの形状に合わせて放射線照射を行う高度な放射線治療を実施した件数
直線加速器による定位放射線治療患者数
↑ 高いほど良い

直線加速器による定位放射線治療患者数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

信大病院では直線加速器による定位放射線治療を2008年7月から開始しました。当初は原発性肺がん等に行っていましたが、保険適用となった疾患に対して徐々に適応を拡大しています。本集計上の患者数は入院での治療状況のみを反映していますが、外来治療例も加えた2022年度の全患者数は30人で、2021年度(全患者数22人)に比べて増加しました。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、医科診療報酬点数表における、「M001-3 直線加速器による定位放射線治療」の算定件数です。
単位
項目21
無菌製剤処理料算定件数
動向を観察中
適切な無菌管理による製剤処理をおこなった件数
無菌製剤処理料算定件数
↑ 高いほど良い

無菌製剤処理料算定件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

中心静脈栄養製剤の無菌調製件数は、栄養サポートチームの介入により、中心静脈栄養から経腸栄養に移行したことから減少しています。一方、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の登場により、がん化学療法薬の選択肢や併用療法が増えたことから、それらの調製件数は増加しています。全体として、無菌製剤処理料算定件数は増加傾向にあります。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、医科診療報酬点数表における、「G020 無菌製剤処理料(1)(2)」の算定件数です。入院診療と外来診療の合計です。
単位
項目31
指定難病患者数
動向を観察中
特殊な専門性が必要な難治性疾患の患者数
指定難病患者数
↑ 高いほど良い

指定難病患者数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

2022年度は過去5年の中でも大きな数字になっており、本院は今後も大学病院として指定難病患者の診療に積極的に関わってまいります。
項目の定義・算出方法
対象年度1年間の指定難病実患者数です。指定難病は「難病の患者に対する医療等に関する法律(平成二六年法律第五〇号)」第五条第一項に規定する疾患を対象とします(2022年7月1日時点で338疾患)。
単位
項目32
超重症児の手術件数
動向を観察中
食事摂取機能の低下や栄養吸収不良などの消化器症状、呼吸機能の低下のために濃密な治療を必要とする小児の手術件数
超重症児の手術件数
↑ 高いほど良い

超重症児の手術件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

例年から大きな動きはありません。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、医科診療報酬点数表における、「A212-1-イ 超重症児入院診療加算」及び「A212-2-イ 準超重症児入院診療加算」を算定した患者の手術件数(医科診療報酬点数表区分番号K920、K923、K924(輸血関連)以外の手術)です。
単位
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