滋賀医科大学医学部附属病院 病院機能指標 2021年度

対応の速さ関連指標

関連項目 9、10、15、16

指標の解説

項目9
脳梗塞の早期リハビリテーション実施率
脳梗塞で入院し、入院後4日以内にリハビリを開始できた比率
項目10
急性心筋梗塞患者における入院当日もしくは翌日のアスピリン投与率
急性心筋梗塞の患者に対し、入院後、翌日までに再発予防薬であるアスピリンを投与できた比率
項目15
放射線科医がCT・MRIの読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合
放射線科医によるCT・MRI の画像診断結果が翌営業日までに提出された割合
項目16
放射線科医が核医学検査の読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合
放射線科医による核医学検査の画像診断結果が翌営業日までに提出された割合

当院の実績と全国平均値との比較

指標 項目 掲載値 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
脳梗塞の早期リハビリテーション実施率 9 当院 55.3 63.6 72.5 84.6 91.23
平均値c 66.1 72.8 70.7 77.5 79
急性心筋梗塞患者における入院当日もしくは翌日のアスピリン投与率 10 当院 94.7 96.7 92.9 89.1 85.1
平均値d 88.1 89.4 89 88.8 87.9
放射線科医がCT・MRIの読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合 15 当院 96.7 97.8 92.3 92.5 87.7
平均値a 89.3 90.3 89.9 91.8 92.1
放射線科医が核医学検査の読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合 16 当院 92.7 94.3 90.6 94.2 91.3
平均値a 91 92 92.5 94.5 94.6
a:医学部と歯学部を合わせた44国立大学附属病院c:脳梗塞症例が10症例に満たない大学を集計から除外(2017年度:36大学、2018年度:35大学、2019~2020年度:36大学、2021年度:39大学)d:急性心筋梗塞症例数が10症例に満たない大学を集計から除外(2017年度:41大学、2018~2021年度:42大学)

当院の自己評価

項目9
脳梗塞の早期リハビリテーション実施率
脳梗塞で入院し、入院後4日以内にリハビリを開始できた比率
脳梗塞の早期リハビリテーション実施率
↑ 高いほど良い

脳梗塞の早期リハビリテーション実施率グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

安静の必要な重症例を除いて、ほぼ4日以内にリハビリテーションが行える体制ができました。今後はこれを維持するとともに、より効果の高いリハビリテーションを提供できるようにスタッフ教育を行っていきます。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、緊急入院した脳梗塞症例(再梗塞を含みます)に対する早期リハビリテーション実施率(%)です。
分子:入院4日以内にリハビリテーションが開始された患者数です。
分母:最も医療資源を投入した病名が脳梗塞の患者で、発症から3日以内、且つ緊急入院した患者数です。院内発症した脳梗塞症例は含みません。
※3日以内退院と転帰が死亡である場合は分子・分母から除きます。
単位
指標の読み方
率が高いほど、迅速な対応が行えていると言うことが出来ます。
項目10
急性心筋梗塞患者における入院当日もしくは翌日のアスピリン投与率
急性心筋梗塞の患者に対し、入院後、翌日までに再発予防薬であるアスピリンを投与できた比率
急性心筋梗塞患者における入院当日もしくは翌日のアスピリン投与率
↑ 高いほど良い

急性心筋梗塞患者における入院当日もしくは翌日のアスピリン投与率グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

ガイドラインでは、急性期におけるβ-遮断薬とともにアスピリンの投与は、クラスⅠとなっています。これらの投与は心筋梗塞の程度やイベント抑制に関連することが分かっており、二次予防のためにも重要です。これらの抗血小板剤の投与は医療の質を示すのには適した指標となります。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、急性心筋梗塞患者における入院当日もしくは翌日のアスピリン投与率(%)です。
分子:入院翌日までにアスピリンが投与された患者数です。
分母:最も医療資源を投入した病名が急性心筋梗塞の患者で、且つ緊急入院した患者数
※緊急入院に限り、再梗塞を含みます。
単位
項目15
放射線科医がCT・MRIの読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合
放射線科医によるCT・MRI の画像診断結果が翌営業日までに提出された割合
放射線科医がCT・MRIの読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合
↑ 高いほど良い

放射線科医がCT・MRIの読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

CT・MRIは、診断・治療・経過観察等あらゆる診療行為において重要な役割を担っており、当院での実施件数も年々増加しています。
フィルムレス画像配信システムを利用し、効率的・効果的な運営を行っています。
引き続き、放射線科医による読影を翌営業日までに終える率が100%に近付くよう努めます。
項目の定義・算出方法
1年間の「翌営業日までに放射線科医が読影したレポート数」を「CT・MRI 検査実施件数」で除した割合(%)です。
「放射線科医」とは医科診療報酬点数表の画像管理加算の要件に従い、経験10年以上、専ら画像診断に従事するものを指します。
単位
項目16
放射線科医が核医学検査の読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合
放射線科医による核医学検査の画像診断結果が翌営業日までに提出された割合
放射線科医が核医学検査の読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合
↑ 高いほど良い

放射線科医が核医学検査の読影レポート作成を翌営業日までに終えた割合グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

フィルムレス画像配信システムを利用し、効率的・効果的な運営を行いながら、放射線科医による読影が翌営業日までに終える率が、100%に近付くよう努めます。
項目の定義・算出方法
1年間の「翌営業日までに放射線科医(及び、核医学診療科医)が読影したレポート数」を「核医学検査実施件数」で除した割合(%)です。「放射線科医」とは医科診療報酬点数表の画像管理加算の要件に従い、経験10年以上、専ら画像診断に従事するものを指します。
単位
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