滋賀医科大学医学部附属病院 病院機能指標 2022年度

手術関連指標

関連項目 2、3、4、5、6、8

指標の解説

項目2
手術室内での手術件数
手術室で行われた手術件数
項目3
緊急時間外手術件数
夕方以降から深夜、日曜日、祝日など通常時間帯以外の手術の実施件数
項目4
手術技術度DとEの手術件数
熟練した手術経験が必要な難易度の高い手術の実施件数
項目5
手術全身麻酔件数
手術目的の全身麻酔の実施件数
項目6
重症入院患者の手術全身麻酔件数
重症な入院患者に対して全身麻酔で手術をおこなった件数
項目8
臓器移植件数(造血幹細胞移植)
【2019年度から新定義】造血幹細胞移植の実施件数

当院の実績と全国平均値との比較

指標 項目 掲載値 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
手術室内での手術件数 2 当院 6,769 6,993 6,048 5,928 5,987
平均値b 7,292.8 7,479.2 6,732.1 6,919.8 7,161.1
緊急時間外手術件数 3 当院 385 396 352 345 392
平均値b 349.3 368.9 335.1 350.4 372.8
手術技術度DとEの手術件数 4 当院 6,001 6,372 5,806 5,651 5,664
平均値b 6,901.2 7,360.4 6,895.1 7,024.5 7,185.1
手術全身麻酔件数 5 当院 4,706 4,757 4,236 4,437 4,537
平均値b 4,460.5 4,579.9 4,315 4,481.6 4,591.1
重症入院患者の手術全身麻酔件数 6 当院 481 495 414 462 530
平均値b 521.7 550.8 557.3 588.1 608.5
臓器移植件数(造血幹細胞移植) 8 当院 - 13 20 24 29
平均値b - 31.8 34.9 33.6 32.7
b:国立大学病院(本院)(42大学)

当院の自己評価

項目2
手術室内での手術件数
手術室で行われた手術件数
手術室内での手術件数
↑ 高いほど良い

手術室内での手術件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

当院では14室の手術室を有し、手術件数も順調に増加しています。
手術室の安全運営を第一に、麻酔科医師や看護師、臨床工学技士を増員し、体制整備を行い、手術枠を増枠し対応してきました。また、役割分担推進により、医療材料等の術前準備作業や手術後の後片付け・清掃等を外部委託契約し、効率的な運営を行っています。医療安全面でもタイムアウトの導入等改善を図っております。
今後も、効率的で効果的な運営を目指し、手術の需要に、迅速に対応できるよう努めます。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、手術室で行われた手術(輸血、内視鏡的処置、血管への経皮的処置等を除く)の件数です。ただし、複数術野の手術など、1手術で複数手術を行った場合でも、同一日の複数手術は合わせて1件としてカウントしています。また、各大学間で集計方法が異なる可能性があるため、手術管理台帳ではなく、入院患者の医療行為に対する保険請求実績を元に集計を行っています。これにより、一部手術室以外で行われた手術が件数に含まれている可能性があります。
単位
指標の読み方
手術件数が多いほど、実績が豊富であると言うことが出来ます。
項目3
緊急時間外手術件数
夕方以降から深夜、日曜日、祝日など通常時間帯以外の手術の実施件数
緊急時間外手術件数
↑ 高いほど良い

緊急時間外手術件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

今後とも、院内体制の充実はもとより、地域の救急医療に貢献できる体制を維持していきます。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、緊急に行われた手術(輸血、内視鏡的処置、血管への経皮的処置等を除く)で、かつ時間外加算、深夜加算、休日加算を算定した手術件数です。あらかじめ計画された時間外手術は除きます。複数術野の手術など、1手術で複数手術を行った場合でも、同一日の複数手術は合わせて1件としてカウントしています。
単位
項目4
手術技術度DとEの手術件数
熟練した手術経験が必要な難易度の高い手術の実施件数
手術技術度DとEの手術件数
↑ 高いほど良い

手術技術度DとEの手術件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

整形外科、母子女性科、眼科、循環器内科、消化器内科、消化器外科、心臓血管外科領域において、難易度DとEの手術を多く実施しています。
100床あたりの件数は、全国の国立大学病院でトップクラスの実績です。
今後も、難易度の高い手術に対応する医師の教育・育成に取り組み、安全で質の高い医療の提供に努めます。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、外科系学会社会保険委員会連合(外保連)「手術報酬に関する外保連試案(第9.1版 2017年11月、第9.2版 2019年11月)」において技術度D及びEに指定されている手術の件数です。
2018年度は厚生労働省科学研究「診断群分類を用いた病院機能評価手法とデータベース利活用手法の開発に関する研究」総括分担研究報告書に収載された「手術Kコードマスター」(第9.1版準拠)、2019年度、2020年度は同「手術Kコードマスター」(第9.2版準拠)、2021年度、2022年度は同「手術Kコードマスター」(第9.3版準拠)を使用しました。
1手術で複数のKコードがある場合は、主たる手術のみの件数とします。
単位
項目5
手術全身麻酔件数
手術目的の全身麻酔の実施件数
手術全身麻酔件数

手術全身麻酔件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

手術全身麻酔件数は順調に増加しています。この実績(100床換算)は、国立大学病院ではトップクラスです。
また、全身麻酔だけでなく、脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔等麻酔科医の管理症例も増えており、医療安全の充実を図っています。
引き続き、医療安全を最重視した医療を提供いたします。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、手術室における手術目的の全身麻酔の件数です。検査などにおける全身麻酔件数は除きます。各大学間で集計方法が異なる可能性があるため、手術管理台帳ではなく医療行為に対する保険請求実績を元に集計を行っています。これにより、一部手術室以外で行われた手術目的の全身麻酔が件数に含まれている可能性があります。
単位
項目6
重症入院患者の手術全身麻酔件数
重症な入院患者に対して全身麻酔で手術をおこなった件数
重症入院患者の手術全身麻酔件数
↑ 高いほど良い

重症入院患者の手術全身麻酔件数グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

重症入院患者さんの全身麻酔件数は、国立大学病院では上位の件数です。これは、本院が高度医療を担っている指標のひとつであるといえます。引き続き、高度医療を担う特定機能病院として地域貢献に努めます。
項目の定義・算出方法
DPCデータを元に算出した、医科診療報酬点数表における、「L008 マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔(麻酔困難な患者)」の算定件数です。
単位
項目8
臓器移植件数(造血幹細胞移植)
【2019年度から新定義】造血幹細胞移植の実施件数
臓器移植件数(造血幹細胞移植)
↑ 高いほど良い

臓器移植件数(造血幹細胞移植)グラフの値は当院の実績と全国平均値との比較の表内にも記載しています。

当院は、血液内科病棟に5床と小児科病棟に2床の無菌室を有しております。造血幹細胞移植は造血器悪性疾患の治療において重要な治療法です。2012年度には、造血幹細胞数測定装置を更新し、当該治療の推進を図っています。引き続き、治療体制の強化を目指します。
項目の定義・算出方法
各年度1年間の造血幹細胞移植の件数です。
単位
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